新聞ができるまでFLOW
たくさんの人が関わって
届く新聞
高知新聞は、政治、経済、文化、スポーツ、事件など日々のニュースを取材する記者をはじめ、さまざまな職種のプロフェッショナルが連携することによって作り上げられていきます。
このページでは、高知新聞が読者の手元へ届くまでの流れを紹介します。
取材
県内外の季節の風物詩やスポーツなどの楽しい話題のほか、事件、事故などさまざまな分野を取材します。
記事出稿
取材してきた内容を記事にします。だれが(Who)いつ(When)どこで(Where)何を(What)なぜ(Why)どのように(How)したのか、5W1Hを念頭に、正確に伝えるよう努力します。記者の書いた原稿は、デスクがチェックした上で次の工程に送ります。
イラスト作成・画像処理
迫力ある紙面にするために、写真は欠かせません。記者が撮影した写真の大きさや色合いなどを調整します。記事をより分かりやすく伝えるために、イラストや図表などを作成して紙面を工夫します。
校閲
記事に言葉や漢字の間違い、読んだ人に嫌な思いをさせるような表現がないかチェックします。
紙面レイアウト
新聞紙面をレイアウトします。記事の重要度を判断し、紙面上の扱いや見出しのつけ方を決めます。重大ニュースは真夜中に起こるかもしれません。そのために深夜を越えても対応できるようにしています。
高知新聞まほろばセンター
高知新聞まほろばセンターは、標高48メートルの高台に位置し、「災害に強い印刷工場」として、さまざまな対策を施し、日々の新聞発行業を支えています。
刷版(さっぱん)出力
本社でつくられた紙面のレイアウトは専用回線でまほろばセンターに送られ、刷版という印刷の原版が作られます。本社から送信されたデータが版材に直接記録される仕組みを「ダイレクト製版(CTP)」といいます。
印刷
タワー型輪転機は、用紙の表裏両面を一度に印刷でき、しかもカラー面と白黒面のような組み合わせも可能です。この最大40ページ(うちカラー16ページ)の印刷ができる輪転機が2セットあります。
自動計数→梱包→発送
刷り上がった新聞は、専用の機械がカウントして販売所ごとに梱包し、ベルトコンベヤーの上を流れていきます。
梱包された新聞は刷り上がった順番にトラックに積み込まれ、東西に長い本県の隅々まで運ばれていきます。
第1便は、輪転機始動からわずか10分ほどで出発します。
販売所→読者のご家庭へ
販売所では、届いた新聞に折り込み広告をはさんで配達します。
新聞制作の工程を支える
「新聞共有システム」
データの取り込みから紙面の作成、印刷部門へのデータ送信までの新聞制作システムは、2015年10月から共同通信社の新聞共有システムを利用しています。関東、中国地方のデータセンターに主要機器を設置し、本社と専用通信回線で結んでいます。新聞制作の工程を支えるシステムを本社外とし、地震などの広域災害発生時にも紙面制作を継続、皆様に情報をお伝えできるよう技術努力を重ねています。