教育・地域事業LOCAL CONTRIBUTION
未来を担う子どもたちと地域のために
未来を担う子どもたちに地域をつなぐ、過去-現在-未来をつなぐ・・・。
そのために、新聞を活用した教育活動や近い将来に体験することになる災害への備えなど、
子どもたちや地域住民とつながる活動を続けています。
新聞を教材に地域社会を学ぶ
NIE(エヌ・アイ・イー)Newspaper In Educatioin
新聞を生きた学習教材として活用するため、新聞業界と教育業界がタッグを組んで取り組んでいる活動です。各教育委員会とも連携し、記事の読み方や書き方などについての「出前授業」や各種講座を教育現場で開催。近年は教員との研修会や地域の方を対象にした「はがき新聞講座」などを展開しています。NIEの輪は、学校から家庭、地域へと広がっています。
NIB(エヌ・アイ・ビー)Newspaper In Business
ビジネスシーンでは、社内外で相手にしっかり伝わるコミュニケーション能力や相手の置かれている環境を理解した上での話し方がとても大切です。県内の企業や団体の社員研修で、新聞を活用した情報収集力・発信力の高め方をお伝えしています。「この記事はお客さまとの会話に使えそう、と考えながら新聞を読むようになった」など、サービス業に携わる方を中心に好評を得ています。
防災プロジェクト「いのぐ」
昭和南海地震から70年の2016年に防災プロジェクト「いのぐ」は始まりました。
「いのぐ」は“生き延びる”を表す高知の古い方言です。昭和に起こった南海地震や各地で起こった被災現場から学ぶことで、近い将来に起こる南海トラフ地震にどう備えるかを住民と一緒に考え、県民全体の防災意識が高まっていくことを目指しています。
高知地震新聞
―過去と未来をつなぐ―
毎月第3火曜日に「高知地震新聞」を掲載。災害を忘れないよう、過去の資料を紹介したり、地域の取り組みや被災地での事例などをリポートしています。
いのぐ塾
-被災地と高知をつなぐ―
東日本大震災の被災体験を語っていただく「語り部」をお招きし、県内の小中高校で講演会を開催しています。被災体験者から直接震災当時のエピソードを聞き、講演会後には地域の防災課題について語り合います。講演会と語り合いの様子は後日紙面でもリポートし、広く共有しています。
防災いのぐ特派員
-地域を未来につなぐ―
防災意識を維持し一人でも多くの命を未来に残すためには、次世代の地域防災リーダーが必要不可欠と考えます。そうして始まったのが「防災いのぐ特派員」制度。中学生を対象に、災害食作りや応急処置体験、災害ボランティアの仕組み学習など、年間10回程度の研修会を通じて、命を守る力を身に付けていただいています。代表者による東北被災地での学習も行っています。